離職率の高い業界とこのサイトについて

このサイトについて

就職活動や転職活動をしている人は業務内容や社風だけでなく、離職率も気にしながら活動しましょう。会社を辞める理由は人それぞれですが、離職率が高いということは人の移動が激しい、定着しにくい何かしらの原因があるということです。入社してから後悔しないためにも事前にしっかりとその企業の離職率を調べておきましょう。このサイトでは離職率の高い業界を例にして、離職率が高い理由を紹介します。また、離職率の低い職場を見極める方法、次の仕事への転職方法なども一緒に紹介します。
当サイトに関するご質問やご不明な点は＞＞こちらからお問い合わせください。

離職率の高い業界の特徴

離職率が最も高いとされているのは飲食業界とホテル業界です。どちらも52.3％と高い数値を出しています。この2つの業界ほど離職率は高くないものの、38.8％と4割近くの離職率を出しているのが医療福祉業界です。
これらの業界に共通しているのは、お客様1人1人を相手にしている「BtoCの形態」を取っていることです。BtoCとは、企業が販売し、一般消費者が購入する取引のことです。あらゆる一般消費者を対象としているため、サービス業がこのBtoCの典型といえます。
個人を相手にしていると、理不尽な思いをすることも多かれ少なかれあることでしょう。そのため、ついていけずに辞める人も多く、かといってすぐに人員が補充されるわけでもないので常に人手不足の状態です。人員が補充されたとしても仕事に慣れるまではきちんと教育をしなければ即戦力になりません。ですが、人手不足解消のため教育を十分に受けないままの状態で現場に出されることも少なくなく、中には不慣れな仕事と不十分な対応に極度のストレスがかかり仕事に行くことに恐怖を感じて辞めてしまう人もいます。そうなると残った人員でシフトを回すことになるため、必然的に労働時間が長くなり、休日も減ることになります。しかし、給料が上がるわけではないので、労働量と単価が見合わないことに嫌気が差してしまったとしても仕方がないことかもしれません。

働き続ける理由

離職率が高い業界とはいえ、40％ほどの人は辞めずに働き続けています。労働条件の悪い中、なぜ働き続けているのでしょうか。それにはこの業界だからこそ成り立つ理由があります。飲食店など、いずれ独立して自分の店を持ちたいと考えている人にとっては、仕事量が多いということはその分早く仕事を覚えることができるため、理想的な環境です。
また、この業界の出世スピードは他の業界に比べると早く、入社1年未満でも役職がつくことがあります。もちろん人手不足などさまざまな事情はありますが、出世することで自信がついたり、役職がついていなければできない仕事ができたりと貴重な経験をすることができます。