離職率が高い業界を調査
「飲食業界」と「ホテル業界」は離職率が50%以上、「看護業界」は離職率が30%以上とそれぞれ高い離職率を出していますがその背景は業界ごとに違いがあります。飲食業界なら人手不足による労働環境の悪さ、ホテル業界ならキャリアアップによる転職、看護業界ならライフスタイルの変化に伴う働き方の多様性、と違いはあるものの3つの業界には人手不足という共通点もあります。離職率が高くなる理由をそれぞれの業界ごとに紹介します。
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過酷な労働条件の飲食業界
飲食業界は深夜までの勤務や休日の少なさが離職率の高さにつながっています。また、職場の数が多い分、優良な職場を見つけるのは難しく中には残業代をきちんと支払わないブラックな職場もあるので注意が必要です。給料の発生しないサービス残業は体力的にも精神的にもつらいため、仕事を続けることが困難になります。そのため、人が定着せず常に人手不足の状態になるため労働時間が長くなるという悪循環に陥ってしまいますが、その分、仕事の量も多くなるため将来独立を考えている人にはむしろ理想的な職場であるといえます。
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職場を変えなければ収入が上がらないホテル業界
ホテル業界にとって転職はキャリアアップや年収アップのためにも必要不可欠です。なぜなら、上のポジションに空席ができなければそのポジションに出世することができず、出世しなければ給料がアップすることがないからです。そのため他の業界に比べて転職に対するハードルも低く、キャリアアップを目指してホテルからホテルへと業界内転職をすることも珍しくありません。離職率が50%以上という高い数値にはこういった背景があります。
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ライフイベントに左右されやすい看護業界
女性は結婚や妊娠、出産などライフスタイルの影響は男性よりも大きく受けます。そのため、女性が多く働いている看護業界ではライフスタイルの変化に伴って働き方を変化させなければいけません。家庭と両立するのであれば、夜勤勤務が難しくなるため正社員よりもパート勤務の方が働きやすくなります。勤務している病院でそういった制度があれば職場を変える必要はありませんが、取り入れられていない場合は違う職場を探さなければいけません。
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